ルーカス・シュバリエ 写真:Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)は、昨季のリーグ・アンとチャンピオンズリーグ(CL)を制覇。今夏に開催されたクラブ・ワールドカップ(CWWC)では決勝戦でチェルシー(イングランド1部)に敗れていた。

 そのPSGでは2021年夏にミラン(イタリア1部)からフリーで加わって以降、守護神として活躍してきたイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの去就が不透明に。来夏にフランス王者と契約満了を迎える同選手との契約延長交渉は難航しているとみられている。

 ドンナルンマにはマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)などからの関心が浮上しているなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、PSGはリール(フランス1部)でプレーするフランス代表GKルーカス・シュバリエの獲得に迫っているという。

 リール下部組織出身のシュバリエは2022年9月にリーグ・アンデビューを果たすと、今季はシュートストップ技術の高さハイボール処理を武器に昨季はリーグ・アン34試合に出場して11度のクリーンシートを達成。また、デビューこそできていないものの、フランス代表にも招集されている。

 そのシュバリエの獲得に向けてPSGはリールに移籍金4000万ユーロ(約68億7,000万円)を支払うとのこと。フランス代表GKはPSGと5年契約を結ぶ予定であり、今週中もメディカルチェックが行われる予定で新守護神誕生となる見込みだ。