猟奇事件ではなかったが…警察は捜査を継続

 この証言を裏付けるように、サンバーナーディーノ郡保安官事務所も「テディベアは人工素材でできており、人体の組織は一切含まれていなかった」と公式に発表。猟奇殺人事件との関連性は否定され、街はひとまず安堵に包まれた。

 とはいえ一件落着というわけではない。警察は、一体誰が何の目的でこの精巧なホラー作品をガソリンスタンドに放置し、これほどの大騒動を引き起こしたのか、その経緯を明らかにするため、捜査を続ける意向を示している。悪質なイタズラだったのか、それとも別の理由があったのか。謎はまだ完全には解けていない。

 結果的に、アーティストにとっては165ドルの作品が全米レベルの宣伝効果を生んだのだから、笑いが止まらないのは犯人ではなく彼の方かもしれない!?

参考:Coast to Coast AMFOX31、ほか

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