愛車を購入してから10年が経った...走行距離が10万kmを超えた...こんなときに、車を買い替えるべきかどうか迷ったことはありませんか?特に車が古くなり修理が必要になってくると、買い替えた方が維持費がかからずにお得ではないかと考える人もいるかと思います。

では、どの時期に車を買い替えればお得なのでしょうか?

今回の記事は、気になる車を買い替えるべき時期についてまとめました。

※ 2016年09月29日時点

まずは、買い替える理由を明確にする

(写真=車選びドットコムマガジンより引用)

車を買い替える前に、まず自分が車を買い替えたい理由について考えてみましょう。

子供が産まれて大きい車が必要になった、新しい車が欲しくなったという車を買い替えるべき理由が明確ならば、車を買い替えることをオススメします。

しかし、車の年数が10年を過ぎた、または10万km以上の走行距離であるから買い替えるといった理由ならば、買い替えることをオススメしません。

なぜなら、最近の車は10年10万km以上を過ぎても故障なく走っている車もありますし、買い替えの際に売却しても高く売れないからです。

また特に故障がないなら、維持費よりも新車を購入するほうが高くつきます。

ですから、故障して乗れなくなってしまうまで、乗りつぶしてしまった方が経済的です。

年数が古くても車検代に掛かる費用に大きな違いはありません。

自動車税や重量税、自賠責保険料などの法定費用は他の車と変わりません。

タイミングベルト、エアコン、ドライブシャフトなどの部品の交換の必要が生じた場合に、車検代が高くなりますが、それでもイメージとしては10万円が11万円になるぐらいの違いです。

3年3万kmが車を売る一つの目安

一般的にディーラーの下取り金額は、3年3万km以下の車が最も高くなり、5年5万kmを境に大きく下落します。

特にヴェルファイアのようなリセールバリュー(再販価値)が高い車の場合は、3年3万km以内に乗り替えても損はしません。

トヨタの公式サイトによると、2016年9月14日現在で、2013年式のヴェルファイア 2.4Z ゴールデンアイズは約287万円を目安に下取りをしてくれるそうです。

新車時価格は約351.4万円。

約64.4万円ほどしか価値が下がらないのです。

また、ネットの一括査定では、3万~4万kmほどの走行距離でも290.5万円という査定金額で取引されたという例もあります。

また新車は購入してから3年間は車検を通さなくてよいので、10万円ほどの出費を払わずにすみます。

仮に3年ごとに車を売り、新車を購入すれば、3年間で60万円ほど払うだけで、一度も車検に通さずに新車に乗り続けることができるのです。

また人気車種なら購入時とほぼ同じ値段で、3年後に売るということができる場合もあります。

生活に余裕があり新車を購入する資金が十分にある、常に新しい車に乗っていたいという方は、新車を購入する前に3年3万km以内で車を売ることを考えてもいいでしょう。

また、最近は、数年後のリセールバリューをディーラーが保証してくれる「残価設定ローン」というものもあります。

ひとつの車に長く乗るつもりがないなら、3年3万km以下で売ってしまいましょう。

5年5万kmを超えたら乗りつぶしてしまいましょう!

5年5万kmを超えた車は乗りつぶしてしまいましょう。

前述した通り、5年5万kmを超えてしまうと、どうしてもディーラーの下取り価格が下落しまうからです。

先程と同じくヴェルファイアを例にすると、2016年9月14日現在で、2011年式2.4ZプラチナセレクションⅡタイプゴールドⅡの下取りの目安は約212万円。

新車価格が約339万円なので、約127万円も価値が下がってしまいます。

5年5万kmを超えた車を売却する際は、下取りに出す前に一度ネットの一括査定を利用するとよいでしょう。

年数が古いからという理由で通常の相場価格よりも安く下取りされてしまうことがあるからです。

ちなみに、ネットでの一括査定を利用した場合の概算価格は、2016年9月14日現在で、約178.6万円~ 290万円ほど。

下取り金額よりも、買取に出したほうが、高く売れる場合もあるので、一度売却予定の車をお持ちの方は、ネットの一括査定を利用してみてはいかがでしょうか?

13年を超えたら、買い替えましょう!

先ほどから車を乗りつぶすことをオススメしてきましたが、初度登録から13年が経過した車は買い替えを考えてみましょう。

なぜなら、13年を超えた車は環境に悪いとされ、税金がかさんでしまうからです。

平成27年に定められた税制では、13年を経過した車は、自動車税を約15%ほど余分に支払わなければならなくなってしまいました。

また重量税もアップ。こちらは18年を経過すると、さらに支払う金額が増加します。年間で数千円ほどの違いですが、大きいですよね。

気になるのは、こうした古くなった車の処分です。

ディーラーの下取りではまず高額査定は見込めませんので、廃車や多走行車を専門の買取業者に査定を依頼するのがよいでしょう。

古い車にも、解体して部品にしたり、海外に輸出するなどの価値があります。

また、専門の業者に依頼をすれば、多走行車を買い取ってくれるだけでなく、廃車の手続きやレッカー車の手配などをすべて無料で行ってくれます。

愛車の年数が13年を超えてしまったら一度、廃車にすることを考えてみてはいかがでしょうか?

新車に買い替えるか、中古車に買い替えるか

前述した通り、常に新しい車に乗りたいという方は、3年ごとに新車を買い替えることをオススメします。

しかし、一番よいのは新車を購入して、廃車になるまで乗りつぶすことです。

やはり買い替えが多いとそれだけ出費が多くなってしまうからです。

ただ、今は新車を買うお金がないけど車が必要だといった方や、免許が取りたてである、結婚して家族が増えるかもしれないといった方は中古車を乗り継いでいくことをオススメします。

免許の取りたての方は事故に遭ってしまう機会も多いですし、環境の変化が大きい方は急きょ車を買い替えなければならないことも少なくありません。

中古車を乗り継ぎながら、生活環境や収入が安定してから新車に買い替える方が、出費が少なくすむでしょう。

まずは、50万以下で購入できる安価な中古車の中から自分に合った中古車を探してみてはいかがでしょうか?

提供元・車選びドットコムマガジン

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