信頼は、人間関係の土台であり、一度失えば回復するのは容易ではありません。ビジネスでもプライベートでも、誤解や過ちによって信頼を損なった経験は誰しもあるのではないでしょうか。では、一度壊れた関係を修復するには、具体的に何をすればいいのでしょう。

そこでSirabee取材班は、関係を再構築するためにすべきことを聞いてみました。

■今後の改善点を明確にする

「もし自分の言動で相手からの信頼を失い、信頼を取り戻したいのなら、今後の改善点を明確にして、報連相などをしっかりして言動に透明性を持たせるのが大事。

たまに、ただただ『ごめん』と謝罪をするだけで、今後どうするかを言わない人もいるけど、裏切られた側からしたら謝罪もそうだけど、今後どうするのかの方が気になるからね」(30代・女性)

■相手の望む距離感や償いを尊重

「『もうしない! だから許して!』だけで、信頼が回復したら苦労しない。信頼を回復させたいのなら、相手の望む距離感や償いを聞いて、極力それにそえるように努力すべきだと思う。

図々しい人ってとりあえず、まず自分が許してもらえること、もう一回信じてもらえることしか考えないじゃん? そうじゃなくて相手は何を求めているかを聞くべきよ」(20代・女性)

■必要に応じて第三者の力を借りる

「自分の不誠実な言動で信頼を失うこともあるし、稀に誤解から信頼が失われることもある。そのときに相手が感情的になって聞く耳を持っていない場合は、第三者の力を借りて一旦場をおさめるのも再構築の一歩。

当事者だけじゃ埒が明かないときは、恥ずかしがらずに誰かの力を借りるのも大切」(30代・女性)

信頼を築くには時間がかかり、壊すのは一瞬です。しかし真摯な姿勢と一貫した行動、そして相手への理解と尊重をもってすれば、失われた信頼も再び回復できる可能性があります。

関係を修復することは簡単ではありませんが、そこに向き合うことは単に元に戻ることではなく、より深く成熟した関係を築くチャンスでもあるのです。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳