アーセナル 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは、ホームのエミレーツ・スタジアムで8月7日に行われたラ・リーガのビジャレアル戦で2-3の敗戦を喫した。

 この試合でアーセナルは、今2025年夏に加入したFWビクトル・ギェケレシュの課題に直面した。高額で加入したストライカーはこの日がチームでの初先発となった。

 UKメディア『Mirror』は、同選手について、試合開始直後に、力強い突破とカットバックで観客を沸かせたものの、試合を通して十分なチャンスもスペースも得られなかったと分析。

 さらに数少ない好機も相手の守備に阻まれ、オーバーヘッドキックを試みる場面はあったが得点には至らず、FWガブリエウ・マルティネッリやFWブカヨ・サカとの連携構築には時間がかかるとの見方を示した。

 アーセナルは今夏に加入したMFクリスティアン・ノアゴールがコーナーキックから移籍後初得点を挙げた。そして後半には注目の15歳MFマックス・ダウマンが投入され、正確な足技と鋭いドリブルで存在感を発揮。MFマルティン・ウーデゴールが決めたPKを獲得するなど、繊細なタッチや爆発的な加速で観客を魅了した。

 ダウマンはサカとのポジション争いが予測されるが、将来性は十分だと同メディアは伝えた。

 一方で、この試合17分には元アーセナル(2019-2023)の選手で現在はビジャレアルに所属するFWニコラ・ペペが先制点を奪った。アーセナル在籍時には失敗補強と見なされたペペが、皮肉にもマルティネッリよりも鋭さを見せた。