
横浜F・マリノス所属のブラジル人FWヤン・マテウスには、エジプト1部アル・ザマレク、鹿島アントラーズ、UAE1部アル・アイン移籍の可能性が報じられていたが、残留する見込み。2025シーズン終了後に移籍金ゼロでの退団リスクもあったが、横浜FMとの契約延長に向かっているという。
ブラジル『Bola Vip』は8月7日に「サントスはヤン・マテウスの獲得を断念。横浜FMに正式オファーを提示しなかった」とリポート。元鹿島アントラーズ所属選手のMFディエゴ・ピトゥカをV・ファーレン長崎へ放出する見込みである同国1部サントスからの関心を伝えた上で、「ヤン・マテウスと横浜FMの契約期間は2025年末までだが、契約を更新する見込み」と報じた。
ヤン・マテウスの去就を巡っては、ブラジル『UOL』が6月19日の時点で、鹿島とUAE1部アル・アインが横浜FMと交渉を進めている可能性をリポート。エジプト『キングフット』は8月6日に「アル・ザマレクはヤン・マテウスの獲得で合意」と伝えていた。
しかし、ブラジル人の移籍事情に詳しいフェリペ・シウバ記者は、同選手の横浜FM残留を報道。「アル・ザマレクとのクラブ間交渉は一切行われていない」「横浜FMはアル・アインと鹿島からのオファーを拒否」「横浜FMは日本のライバルクラブへのヤン・マテウスの売却を受け入れるつもりはなく、海外からのオファーには高額な金額を要求する予定だ」と、横浜FMの意向も伝えている。
ヤン・マテウスはブラジルやポルトガル国内クラブを経て、2022年夏から横浜FMでプレー。来日1年目にJ1優勝を成し遂げると、2023シーズンもJ1リーグ戦で6ゴール11アシストと、攻撃陣の主力選手として活躍。2025シーズンはチームが下位に低迷するなか、ここまでリーグ戦22試合の出場で5ゴール3アシストを挙げている。