
カターレ富山は8月7日、横浜FCからFW小川慶治朗を完全移籍により獲得したと公式発表。左伴繁雄代表取締役社長が同選手に感謝の思いを伝えた一方、強化部等クラブスタッフに対する過度な批判や誹謗中傷メッセージに反応している。
左伴氏は7日にXを更新。小川の獲得をアナウンスするクラブ公式Xアカウントの投稿を引用すると、「決めてくれてありがとう。 降格も有り得るJ2のクラブを選択してくれたあなたは間違いなく漢です」と新戦力に感謝。「遠藤、よかったな。けどあと少し頑張ってくれ」「西真田社長、色々ありがとうございました。同じ年ですからあまりご無理はされぬよう。富山で待ってます」と、遠藤善主強化部長や、小川の代理人である西真田佳典氏へのメッセージも綴っている。
その一方で、同氏は「強化にはまだ仕事が山盛り」と切り出すと、強化部を標的とした批判・誹謗中傷等の否定的なメッセージついて、以下のように投稿している。
「彼らも選手と同じ仲間です。彼らを叩いている一部の方、一度口をついて出たキツい物言いは、言われた側にとって消えることはありません。 言葉は刃物に変わります。切りつけるなら私に。もう少しの静観をお願いします」
自身のインスタグラムアカウントでも「移籍する選手にも時間は必要だ」などと、選手サイドの考えもファン・サポーター等に伝えた左伴氏。横浜F・マリノスの社長、湘南ベルマーレの専務取締役、清水エスパルスの社長を歴任するなど、20年以上にわたりJクラブ経営に携わっているだけに、SNSでの一部メッセージに複雑な思いを抱いているかもしれない。