
KVコルトレイク所属の元日本代表DF藤井陽也には、名古屋グランパス復帰の可能性が報じられているが、8月9日に行われるベルギー2部リーグ開幕戦を前に異変があった模様。横浜F・マリノスへ復帰したDF角田涼太朗と同じく、コルトレイク退団に向かっているものとみられる。
名古屋復帰の可能性は、ベルギー『HLN』が8月2日にリポート。「名古屋は藤井を呼び戻す予定だ。すでにコルトレイクにオファーを提示している。藤井本人も名古屋復帰に前向きだ」と伝えていたが、移籍金額などオファーの内容には触れていない。
そんななか、コルトレイクはベルギー2部リーグ開幕節(対RSCAフューチャーズ)の招集メンバーを発表したが、藤井の名前は含まれず。現地の複数メディアは、このベンチ外を「異変」などと伝えているが、名古屋復帰の前兆と解釈することが可能だ。
現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンの残留プレーオフでの活躍が評価され、6月に完全移籍へ移行。新たに2028年6月までの複数年契約を結んで臨んだ2024/25シーズンはリーグ戦22試合に出場。2025年1月に脛の手術のため戦列を離れていたが、復帰後も主力選手として活躍していた。
コルトレイクの2部降格後、FIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目標としていることが報じられた藤井。欧州でのプレー続行が既定路線とみられ、一時ブンデスリーガ昇格組ハンブルガーSVへの移籍が噂されたものの、度重なる怪我もあり、欧州5大リーグからオファーが届かなかったかもしれない。