
昨2024/25シーズンのプレミアリーグでマンチェスター・シティはリバプールに勝点13差をつけられて3位に終わった。中盤の再編が急務とされる中、主力であったMFケビン・デ・ブライネがフリートランスファーでセリエAのナポリへ移籍し、その創造性を補う選手の不在が課題となっている。
そんな中、UKメディア『Football Fancast』は、シティがラ・リーガのバルセロナ所属のMFフェルミン・ロペスに関心を寄せていると報じている。22歳のロペスは、バルセロナの下部組織ラ・マシア出身で、MFペドリやMFガビ、さらにMFラミン・ヤマルらと同じ育成機関で育った逸材だ。
2023年のセビージャ戦後、UKメディア『Planet Football』は、ロペスを「イニエスタの再来」と評し、若手サッカー選手の才能を発掘・分析する専門家のヤツェク・クリグ氏も「天才」と評価している。
ロペスは昨シーズン公式戦46試合に出場し、8ゴール10アシストを記録。リーグ戦の先発はわずか8試合だったが、攻撃面で高い生産性を示した。主に攻撃的MFとして起用されるが、左サイドでもプレー可能で、スペースを把握する力と鋭い動きが持ち味だと『Football Fancast』は伝えている。
また、2024年パリ・オリンピックではスペイン代表の金メダル獲得に貢献し、全6試合に先発、6ゴール2アシストの活躍を見せた。
ロペスとバルセロナの契約は2029年まで残っており、契約解除金は5億ユーロ(約861億円)という破格の額に設定されている。しかし、同メディアによればバルセロナは、財政難にあるクラブ事情の観点から、約5200万ポンド(約101億8,066万円)のオファーに耳を傾ける可能性があるという。