子供を育てることは、社会全体で支えていくべき大切な営みです。しかし時折耳にする「子供がいるんだから仕方ないでしょ」「まだ小さいんだからしょうがないでしょ」…そうした言葉が、いつの間にか免責のように使われてしまうことがあります。しかし、そこには思わぬ迷惑や危険を生んでいる場面もあるのです。

そこでSirabee取材班は、子供がいるから、子供だからしょうがないでは済まされない迷惑・危険行動を聞いてみました。

■ベビーカーをエスカレーターに…

「たまに赤ちゃんが乗った状態のベビーカーをエスカレーターに乗せてる親を見るけど、本当に危ないからやめてほしい。エレベーターを待つよりも早いって思っているんだろうけど、落ちたら悲劇でしかない。

見ている方もヒヤヒヤする。きっと本当に怖い思いをしない限りやめないんだろうな」(30代・女性)

■公共の場で自由に走らせる

「マンションの廊下で走り回っている子供にぶつかりかけたことがある。飲食店やスーパー、駐車場で走り回るのはホントに危険だから、親もちゃんと注意してほしい。

お店とかで子供を放置してたり、『もう、走んないよー』と全然子供に響いてない注意っぽい発言だけする親もいるけど、周りは結構迷惑してます」(20代・女性)

■咳してる子供の口を覆わない

「電車とかで結構あるあるなんだけど、子供が咳をしている、しかも子供自身の手で口を覆わない、マスクもしてない状態でずーっと咳させてる親って周りが見えてないのかな?

子供だから咳をまき散らしてもいいわけじゃない。マスクをさせるか手でおさえてって注意するか、まだ2~3歳の小さい子なら親が自分の手で子供の口を覆うかしてほしい」(30代・女性)

「子供だから」「育児中だから」という言葉が、ときに無意識の盾として使われてしまうことがあるのも事実。ですが、その言葉の裏にあるのは、周囲の人々の迷惑や危険であることを忘れてはいけません。

子供を育てるのは大変なことです。だからこそ、互いに助け合える社会が必要で、そのためには配慮しようとする姿勢が何よりも大切です。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳