夫婦や親であることは、社会の中で最も尊い役割のひとつです。その一方で、夫婦や親という立場がときに無意識のうちに免罪符となり、周囲への配慮を欠いた言動とってしまう人もいます。公共の場での態度、学校や園での対応、SNS上での発言などで「あの親、ちょっと見苦しい…」と感じてしまうケースを目の当たりにしたことがある人もいるはず。

そこでSirabee取材班は、巷に溢れる見苦しい夫婦を聞いてみました。

■夫婦のいざこざをSNSに投稿

「過去、夫婦のいざこざをいちいちSNSに投稿して、自分の味方を増やそうと必死な人がいた。離婚が決まった妻が勝手に俺の会社の金庫から養育費ということでお金を持っていった! とか、そういうこと弁護士に言いなよってことを頻繁に投稿してたな。

見ていて不快だったからミュートにした。不満をぶちまけるのもいいけど、SNSってある程度の節度はいるよね」(30代・女性)

■子供の叱り方が異常…

「スーパーで子供3人に『おめぇら、うろちょろすんな! 邪魔なんだよ! ったく、どけ!』って怒鳴り散らしている母親を見たことがある。で、父親も母親に怒鳴られ泣いている子供を抱っこして『黙れや!』って…。

もうみんなドン引きだった。 本人たちはしつけの一環なのかもしれないけど、どう考えてもしつけの域を超えてたと思う」(20代・女性)

■モンスターペアレント

「子供の同級生の両親がモンスターペアレント。子供が悪さして親が学校に呼ばれたとき、廊下にまで聞こえる大きい声で、しつけをしない先生が悪いって文句言っていたらしい。

あと成績・評価が悪いと先生の見る目や判断がおかしいとクレームを入れるっぽい。ホント見苦しい親だなと…」(30代・女性)

「見苦しい親」という言葉にはトゲがありますが、それは決して夫婦であること、親であることを責めるものではありません。問題は、配慮や理性が欠け、周囲に不快感を与えてしまうこと。

夫婦、親である前に、ひとりの大人としてどう振舞うか…それを自問できる人こそ、真の大人であると言えるのかもしれません。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳