ロドリゴ・ゴエス 写真:Getty Images

 ラ・リーガの強豪レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴがチーム内で苦しい状況に置かれているのかもしれない。今2025/26シーズンに向けた構想の中で、同選手が第一選択肢から外れつつある状況が伝えられた。

 UKメディア『Football London』は、ロドリゴの将来に関する最新動向を伝える中で、マドリードが「衝撃の決断」を下したと報道した。それは、クラブに所属する21歳のFWゴンサロ・ガルシア・トーレスを今後レンタル移籍の対象とはせず、トップチームの一員として正式に起用していく方針を固めたというものだ。

 FIFAクラブワールドカップ2025での活躍を経てシャビ・アロンソ監督の信頼を勝ち取ったガルシアには、背番号9の授与や新契約締結の可能性も浮上していると同メディアは伝えた。

 こうした中で、ロドリゴはますます厳しい立場に置かれている。アロンソ監督の下で出場機会が限られ、クラブW杯でも控えに甘んじた。チームの攻撃陣にはFWビニシウス・ジュニオールやFWキリアン・エムバペに加え、MFブラヒム・ディアス、さらにFWエンドリックらもおり、ポジション争いは熾烈を極めている。

 ロドリゴには、プレミアリーグのアーセナルのほか、リバプールやトッテナム・ホットスパーが関心を寄せていると噂されている。

 同メディアによると、マドリードは安易な放出を望んでいないが、移籍金7,800万ポンド(約155億5,216万円)の引き下げには応じる可能性があるという。一方でロドリゴは自身のSNS上でプレシーズンの合流を報告し、「休暇終了。頭の中はスッキリ。これから多くの任務が待っている」と投稿するなど、残留に前向きな姿勢も見せている。