
鹿島アントラーズは8月6日に行われた天皇杯ラウンド16で、アビスパ福岡に3-2で勝利。延長後半11分にFW鈴木優磨が決勝ゴールを奪ったが、その鈴木の試合後インタビューが話題に。福岡所属GK小畑裕馬に対するコメントが反響を呼んでいる。
鈴木はメルカリスタジアムのピッチ上で行われたインタビューで、冒頭「すみませんでした」と鹿島サポーターに謝罪。小畑にPKを止められるなど、決定機を逃すシーンが多かっただけに、「90分で僕が決めることはできたけど、チームに迷惑をかけた」などと反省の弁を述べていた。
ただ一方で、同選手は延長戦での一幕に言及。「延長戦でGK(小畑)へプレッシャーをかけに行った時、すごい煽られたので、それで何倍にも力になってゴールを決めることができた」と発言。このコメントがSNSで拡散されると、鈴木に対する称賛が相次いでいる。
一方、鹿島の鬼木達監督は「多くの決定機を作れたこと、そこに(鈴木が)いたことが大事だった」とコメント。決定機を逃し続けたとはいえ、鈴木に対して引き続き厚い信頼を寄せている。
「今度、僕が外した時にはぜひブーイングをしていただいて。その分力になると思うので、何倍にもなってゴールを決めたいと思う」と、鹿島サポーターへの要望も忘れなかった鈴木。福岡戦のインタビューで、より一層鹿島サポーターの心をつかむとともに、対戦相手にとって非常に厄介なストライカ-であることを印象付けた格好だ。