横浜F・マリノス所属のブラジル人FWヤン・マテウスには、エジプト1部アル・ザマレク移籍の可能性が報じられていたが、残留する見込み。横浜FMはすでに鹿島アントラーズなど複数クラブからのオファーを拒否したという。
ヤン・マテウスの去就を巡っては、ブラジル『UOL』が6月19日の時点で、鹿島とUAE1部アル・アインが横浜FMと交渉を進めている可能性を報じていたほか、ブラジル『terra』は24日に同国1部サントスからの関心を伝えていた。
また、エジプト『キングフット』は8月6日にアル・ザマレク移籍の可能性を報道。「ヤン・マテウスの獲得で合意」と伝えていただけに、横浜FM退団に向かっているとみられていた。
しかし、ブラジル人の移籍事情に詳しいフェリペ・シウバ記者は「ヤン・マテウスは当面、横浜FMにとどまる」「アル・ザマレクとのクラブ間交渉は一切行われていない」と報道。「横浜FMはアル・アインと鹿島からのオファーを拒否」「横浜FMは日本のライバルクラブへのヤン・マテウスの売却を受け入れるつもりはなく、海外からのオファーには高額な金額を要求する予定だ」と、クラブ側の姿勢もあわせて伝えたが、これらの情報を踏まえると、少なくとも2025シーズンいっぱいは横浜FMでプレーすると考えられる。
ヤン・マテウスはブラジルやポルトガル国内クラブを経て、2022年夏から横浜FMでプレー。来日1年目にJ1優勝を成し遂げると、2023シーズンもJ1リーグ戦で6ゴール11アシストと、攻撃陣の主力選手として活躍。2025シーズンはチームが下位に低迷するなか、ここまでリーグ戦22試合の出場で5ゴール3アシストを挙げている。
ただ『UOL』によると、横浜FCとヤン・マテウスの契約期間は2025シーズン終了後まで。クラブの成績や他の外国籍選手の去就次第では、今季をもって契約満了によりチームを去る可能性も考えられるところだ。
