
昨2024/25シーズン、ブンデスリーガで3位に入ったアイントラハト・フランクフルトが、攻撃の層を強化する動きを見せた。クラブはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場に備え、創造性のある選手を補強するために動いていた。
そんな中、同クラブは、日本代表MF堂安律を同リーグのフライブルクから獲得することで合意に至ったと、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えたことをUKメディア『Get Belgian & Dutch Football News』が報じている。
堂安の移籍金は2,100万ユーロ(約36億円)に加えてボーナス100万ユーロ(約1億7,133万円)で、同選手は27歳にしてキャリアの新たな一歩を踏み出すこととなった。
この移籍により、堂安が過去に在籍したオランダのクラブにも分配金が入る見込みとなった。オランダメディア『Eindhovens Dagblad』によれば、オランダ1部のPSVアイントホーフェンは2022年に堂安をフライブルクへ850万ユーロ(約14億5,566万円)で売却した際、移籍益の約15%を再分配金として受け取る契約を交わしていた。この取り決めにより、今回の移籍からおよそ200万ユーロ(約3億4,251万円)がPSVに支払われる見通しだという。
さらに、PSVは堂安の育成に関与したクラブとして、移籍金の1%となる約20万ユーロ(約3,425万円)を受け取る権利も持つ。また、同1部のフローニンゲンも育成クラブとして0.5%となる約10万ユーロ超(約1,712万円)を得ることになるようだ。
堂安はフライブルクでの昨シーズン、公式戦36試合に出場し10ゴール9アシストを記録。ブンデスリーガでは33試合で先発していた。
世界的なサッカーデータサイト『Transfermarkt』によると、日本代表として57試合に出場している堂安の現在の市場価値は2,500万ユーロ(約43億円)に達している。