電動キックボードなどのシェアリング事業を展開するLuup(ループ、東京)は5日、高齢者でも乗りやすいユニバーサルデザインの新車両「Unimo(ユニモ)」を初公開した。三輪で安定性が高く、年齢や体格に関係なく利用できる。2026年度中に公道での実証実験を始め、早期の本格導入を目指す。
新車両は自動車部品製造のアイシンなどと共同開発した。速度やハンドルの傾きを検知し、自動で車体を安定させる技術を搭載。カーブでも姿勢が安定し、身体能力によらず安心して走行できるという。
また全長130センチとコンパクトで、貸し出し・返却拠点「ポート」にも置きやすい。今月下旬から大阪・関西万博の会場にも展示し、デモ走行などを実施する。岡井大輝社長は「若者も乗りたいと思えるデザイン。いずれは自動運転機能も実装したい」と自信を示した。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/08/05-16:35)