ヤン・マテウス 写真:Getty Images

 J1の最下位(20位)に沈んでいる横浜F・マリノスは、7月17日にシンガポールプレミアリーグ(SPL)ライオン・シティ・セーラーズにエースFWアンデルソン・ロペスが移籍したが、助っ人の流出がまだ続くのかもしれない。

 エジプト・プレミアリーグの強豪アル・ザマレクが、横浜FMに所属するブラジル人ウインガー、FWヤン・マテウスの獲得で合意に達したと、エジプト発の英語スポーツメディア『KingFut』が報じている。

 同メディアが、複数の報道を引用したところによると、ザマレクとマテウスの間で今2025年夏の移籍市場中の移籍実現に向けた初期合意が成立したという。

 この移籍の噂は、クラブが8月5日にベルギー1部のシャルルロワから獲得したFWオデイ・ダバーに続くもので、ザマレクは今2025/26シーズン開幕に向けてチームを全面的に再構築する方針のもと、今夏の移籍市場で勢いを緩める様子はない。

 ただし、マテウスの加入は、チュニジア人ウインガー、FWアハメド・ジャフェリの退団が前提条件となっているようだ。

 同メディアによると、もしザマレクにマテウスの加入が決まれば、クラブが今シーズンすべての大会で戦う上で大きな戦力となることは間違いないと期待を込めている。

 マテウスは、2022年に横浜FMに加入。J1の舞台では、2022シーズン途中での加入ということもあり5試合1ゴールだったが、2023シーズンに頭角を現し、32試合に出場し6ゴール11アシストをあげると、昨2024シーズンも35試合に出場し5ゴール8アシストを記録。

 今2025シーズンもここまで22試合に出場し5ゴール3アシストを記録しており、移籍が決まれば横浜FMにとっては痛手となりそうだ。