マルシーニョ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属のブラジル人FWマルシーニョには、移籍の可能性が報じられたほか、本人のインスタグラム投稿にも注目が集まっていたが、少なくとも2025シーズン終了後まで残留する見込み。DFジェジエウも引き続き川崎でプレーする見込みだ。

 マルシーニョの去就を巡っては、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのカイオ・セザール氏が7月30日に同国1部セアラーSCからの関心をリポート。選手サイドの意向について「彼は2025シーズン中の母国復帰の可能性を否定しておらず、選択肢のひとつに含めている」と伝えていた。

 母国復帰の可能性が報じられた直後、マルシーニョは川崎のユニフォームを身にまとう自身の姿をインスタグラムにアップすると、「私は毎日、自分の人生とこれまでに手に入れたすべてのものに感謝している。そして未来にはさらに大きな達成が待っていると信じている」とポスト。ネット上では、この投稿内容が退団を示唆するものという憶測が駆け巡っていた。

 そんななか、本人は4日に再びインスタグラムを更新。トレーニングウェアでジェジエウ、通訳担当である中山和也氏とのスリーショットをアップすると、「ここから反撃開始」と日本語でポストしている。この投稿が2025シーズン後半戦も川崎でプレーすることを意味するとみられるだけに、ブラジル人2選手の川崎残留は濃厚だ。

 なお川崎は先日、セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドからFWラザル・ロマニッチ、クロアチア1部ハイドゥク・スプリトからDFフィリップ・ウレモヴィッチを獲得。外国人の出場枠を巡る競争は激化するが、それでもマルシーニョとジェジエウが川崎にとって必要不可欠な戦力であることに変わりはない。