マチェイ・スコルジャ監督 写真:Getty Images

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、クラブに対して2025年夏の補強を望んでいる模様。FW高橋利樹(清水エスパルス)、DF井上黎生人(セレッソ大阪)、FW長倉幹樹(FC東京)など放出が相次ぐなか、元浦和関係者からも新戦力獲得の必要性を説く声が挙がっている。

 浦和公式サイトによると、スコルジャ監督は天皇杯のモンテディオ山形戦を6日に控える中、会見で「新たな選手を獲得するというプロセスは続いています」と自クラブの補強計画の一部を明かすと、「フレッシュな血の注入はロッカールームに必要だと思っています。新たな選手を加えることができることを望んでいます」と指摘したという。

 スコルジャ監督の一部発言がファン・サポーター等の間で話題になる中、浦和下部組織でのプレー経験を持つ三上綾太氏は4日にXを更新。「8/20までの移籍期間 監督の求める補強ができるか強化部、フロント側の力が求められている夏」と切り出すと、「チームが首位を走っていれば現戦力でも良いと思えるが、そうではないのだから、新たな血が必要になるのは当然で」「 今、出場機会を得られていなくても今の浦和にフィットすれば問題ない」(原文ママ)と私見を述べている。

 浦和は2025年6月以降の移籍ウィンドウで、2024年のJ2得点王であるFW小森飛絢をジェフユナイテッド千葉から完全移籍により獲得したほか、水戸ホーリーホックからGK松山健太を期限付き移籍により迎え入れているが、J1優勝や天皇杯制覇等を目指すためには、さらなる補強が必要とみられる。

 FIFAクラブワールドカップの参加賞金955万ドル(約14億円)を手に入れたものの、グループステージ3戦全敗と勝利ボーナスを獲得できなかった浦和。モンテレイ戦の試合終了直後、すぐさまDFセルヒオ・ラモスのもとへ向かい、ユニフォームの交換を求めたブラジル人FWチアゴ・サンタナなど一部選手のパフォーマンスに対する不満の声も挙がるなか、クラブ首脳陣の動きに注目が集まっている。