
FC東京は5日、パリ五輪U23日本代表DF木村誠二が海外移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱すると公式発表したが、移籍先はベルギー1部KVCウェルステローになる見込み。元ガンバ大阪所属FW坂本一彩との日本人コンビ結成への期待が高まるなか、現地メディアがベルギー1部リーグにおける日本人選手の存在感に注目している。
ベルギー『HBVL』は5日に「ウェルステローは木村の獲得で守備陣を強化する」とリポート。これによると、同選手は近日中に現地入りする模様。メディカルチェックを行い、正式契約を結ぶ見込みだというが、記事では「彼はJ1で通算49試合出場。昨夏はパリ五輪の日本代表選手として活躍した」と経歴が紹介されているほか、「注目すべきは、木村がベルギー1部リーグで15人目の日本人選手となることだ。ベルギー1部リーグで日本より多くの選手がプレーしているのは、フランス(33)とモロッコ(17)のみ」と綴られている。
FC東京下部組織出身の木村は、2021年に京都へ期限付き移籍すると、その後もSC相模原やモンテディオ山形へ武者修行。2022シーズン途中にFC東京へ復帰したが、出場機会に恵まれなかった。
しかし、2024年にFC東京からサガン鳥栖へ期限付き移籍したことをきっかけにキャリアが好転。J1リーグ戦26試合の出場と、鳥栖の主力選手として活躍したほか、2024年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選4試合でフル出場し、2ゴールをマーク。4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選4試合でフル出場し、2ゴールをマークするなど、国際舞台でも存在感を発揮していた。
FC東京再復帰1年目の2025シーズンは、ここまでリーグ戦8試合のスタメン出場にとどまっていた木村。自身初となる海外挑戦で結果を残せるか、FC東京サポーターをはじめ日本のサッカーファンの注目が集まる。