
清水エスパルスは8月4日、FWドウグラス・タンキの退団を公式発表。アルビレックス新潟でのプレー経験もあるブラジル人アタッカーは双方合意のもとで契約解除したが、移籍先はトルコ2部所属クラブになる見込みだ。
現地メディア『vanpostasigazetesi』は7月25日の時点で、「トルコ2部ヴァンスポルFKがタンキを獲得した」とリポート。「交渉の結果、タンキはヴァンスポルFKの目標とプロジェクトに賛同し、サインした」と正式契約締結を報じているほか、「タンキがピッチ上でのパフォーマンスと経験の両面でチームに大きく貢献してくれるはずだ」というクラブ関係者の声も伝えている。
一方、タンキは清水退団の理由を「家庭の事情によりチームを離れることになりました」と説明。「期待に応えられず、本当に申し訳ありませんでした」とファン・サポーター等に謝罪しているが、「家庭の事情」とトルコ移籍の関連性は現時点で不明。母国復帰ではなく、欧州再挑戦を選んだ理由の詳しい説明がほしいところだ。
現在31歳のタンキは、かつてザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)や新潟でプレー。2017年の新潟退団後は海外複数クラブを渡り歩いていたが、2023年8月から在籍していたコジャエリスポルでは絶対的ストライカーとして活躍。トルコ2部リーグで2桁ゴールを挙げると、2024年2月に清水への移籍した。
およそ7年ぶりとなるJリーグ復帰で注目を浴びたタンキだが、2024シーズンはJ2リーグ戦22試合の出場で4ゴール3アシストとやや物足りない結果に。2025シーズンもJ1リーグ戦9試合の出場で1ゴールと、外国籍出場枠を巡る争いで後れをとっていた。