
韓国1部・大邱FC所属の韓国代表DFファン・ジェウォンに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。同選手は過去にDF初瀬亮の後釜としてヴィッセル神戸移籍が噂されたほか、直近ではセリエA行きが破談に終わっている。
現在22歳のファン・ジェウォンは、身長180センチのサイドバック。水原FCの下部組織、果川高校、弘益大学校を経て、2022年1月から大邱FCでプレーしているが、U23韓国代表の一員としてAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選に参戦し、日本代表との一戦で途中出場。6月にはA代表デビューを飾るなど、国内屈指のサイドバックとして注目されている。
2025年1月、海外移籍した初瀬にかわるサイドバックとして神戸へ加入すると噂されたものの、大邱FCに残留したファン・ジェウォン。2025シーズンはここまでリーグ戦20試合のスタメン出場で2アシストを挙げているが、チームは最下位に低迷。7月にピサへの移籍が破談と報じられたが、原因のひとつに大邱FCの成績があるという。
それでもファン・ジェウォンには今もなお韓国国外の複数クラブが関心を寄せている可能性がある模様。韓国『FMコリア』に寄せられた情報によると、大邱は同選手を日本・韓国国内クラブへ放出することを望んでいる模様。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属クラブも動向を注視しているという。
また、セルビ1部レッドスター・ベオグラードが2026年1月の移籍ウィンドウにおけるターゲットとしてリストアップしたとのこと。ただ、レッドスターがファン・ジェウォンを迎え入れるためには、韓国人DFソル・ヨンウの放出が必要条件だという。
なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ファン・ジェウォンと大邱FCの契約期間は2026年12月まで。2025年6月時点での市場価値は65万ユーロ(約1億円)とみられるが、果たしてJリーグクラブが同選手の獲得に動くことはあるのだろうか。