ジョン・ビクトル 写真:Getty Images

 プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドが、今2025年夏も積極的な補強を進めている。すでにDFエル・ハッジ・マリック・ディウフやDFカイル・ウォーカー=ピータースといった守備陣を加え、ベテランFWカラム・ウィルソンの獲得にも成功している。

 移籍情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏の情報をもとにしたUKメディア『GIVEMESPORT』の記事によると、ウェストハムはブラジル1部のボタフォゴに所属するブラジル人GKジョン・ビクトルの獲得で口頭合意に達したという。今夏の2025FIFAクラブワールドカップでの好パフォーマンスにより“驚異的”と評されたこの29歳守護神は、長らくイングランド移籍の噂が絶えなかったが、最終的にウェストハムが争奪戦を制した模様だ。

 ビクトルはウエストハムへの移籍に向けて個人条件で合意済みで、移籍金は約860万ポンド(約17億円)とされている。クラブ間では現在、契約書の最終調整が行われており、完了次第イギリスへ渡航し、メディカルチェックと正式契約に臨む予定と伝えられている。

 なお、様々なメディアでウェストハムはこれまでにパルマの日本代表GK鈴木彩艶との交渉も伝えられていた。また、同メディアによると、EFLチャンピオンシップに降格したレスター・シティのGKマッツ・ハーマンセンはウエストハムと個人合意に達していたとも報じているが、最終的にはビクトルの獲得に方針を定めたようだ。