アレクサンデル・イサク 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場において積極的な補強を続けており、GKケパ・アリサバラガ、MFマルティン・スビメンディ、MFクリスティアン・ノアゴール、FWノニ・マドゥエケ、DFクリスティアン・モスケラ、そしてFWビクトル・ギェケレシュの6選手を獲得。さらにクリスタル・パレスのMFエベレチ・エゼの加入も噂されており、チームの戦力は大きく強化されている。

 そうした中、アーセナルがかつてから注目していた同リーグのニューカッスル・ユナイテッド所属FWアレクサンデル・イサクについて、今夏も獲得が検討されていたという。

 UKメディア『BBC』のサミ・モクベル氏は、YouTubeチャンネル『The Highbury Squad』にて、「イサクはアーセナルの夢のターゲットだったが、財政的に非現実的だった」とし、交渉が本格化しなかった背景を説明している。

 また、同国メディア『Just Arsenal』によると、今夏の移籍市場序盤にアーセナルの補強候補としてイサクの名前が挙がっていた。しかし、クラブはすぐに金銭面の問題が大きな障害になると判断し、正式な交渉には進まなかった。クラブ内では、限られた数名を除き、多くの関係者がこの移籍は実現不可能だと見なしていたという。

 今後イサクがリバプールへ移籍すれば、アーセナルにとっては少なからず影響を与えることになるだろう。ただし、得点の量産が期待されるギェケレシュが昨2024/25シーズンまでのパフォーマンスをアーセナルでも維持できれば、イサクを逃したことに対して不満を抱く必要はなさそうだ。