ジャコモ・ラスパドーリ 写真:Getty Images

 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は昨季のラ・リーガで一時は首位に立つなど絶好調だったものの、最終的に3位フィニッシュ。今夏にアメリカで開催されたクラブワールドカップではグループステージ敗退に終わっていた。

 巻き返しを目指す新シーズンに向けて、アトレティコはすでにスペイン代表MFアレックス・バエナやアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ、アルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダを補強。さらに、サウジアラビア移籍が頓挫していたスロバキア代表DFダビド・ハンコも急転直下での獲得に成功している。

 今夏に積極補強補強を敢行しているアトレティコは、シュツットガルト(ドイツ1部)でプレーするU-23フランス代表MFエンゾ・ミロー(23)の獲得を目指しているとみられていた。しかし、同選手はアル・アハリ(サウジアラビア1部)への移籍が決定的な状況となっている。

 そのなかで、イタリア『カルチョ・メルカート』によれば、アトレティコはミローの代替案としてナポリ(イタリア1部)でプレーするイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(23)の獲得を目指す模様。ナポリは同選手に関して売却する意思はないものの、3500万ユーロ前後のオファーであれば応じる可能性もあるようだ。

 イタリア代表として40試合で9ゴールを記録するラスパドーリは2022年夏に下部組織からプレーしたサッスオーロ(イタリア1部)を離れてナポリへ完全移籍。昨季はセリエA26試合で6ゴールを記録してクラブのセリエA制覇に貢献していた。