誰かの話を聞いて、相手に感情移入したことはあるだろうか。ときには、思わず涙を流してしまった人もいるようだ。

■約半数「人の話を聞いて泣く」

Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女694名を対象に調査したところ、「人の話を聞いて泣いたことがある」と答えた人は53.9%だった。

人の話を聞いて泣いたことがあるグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

半数以上が経験しているようで、相手の感情や状況に共感しやすい人が多いことがうかがえる。

■女性は人の話で泣く人が多く

性年代別では、すべての年代で女性の割合が高くなっているのが特徴である。

人の話を聞いて泣いたことがある性年代別グラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

女性は、共感力が高い傾向があるのかもしれない。一方で男性は、人前で涙を見せたくないとの気持ちが働く人も多いのだろう。

■感情移入しやすくて

人の話を聞いて泣いた経験のある30代女性は、「私は昔から、感情移入しやすい性格なんです。友達が家族のことで悩んでいる話をしていたときも、自分のことのように感じて思わず泣いてしまいました。友達も驚いていましたが、『真剣に聞いてくれてうれしい』とも言ってくれて…」と語る。

気持ちが共有できたとも思えるそうで、「感情が抑えきれなくなるんですよね。とくに相手が本音を打ち明けてくれると、こちらも心が動かされて自然と涙があふれてしまいます。そして泣くことで気持ちを共有できる感じがして、相手との関係が深まった気持ちになるんです」と続けた。

■人前では泣けない

人前ではあまり泣かない40代男性は、「人前で泣くのが苦手なので、どんなに感動しても涙を見せないようにしています。相手の話に感動しても、胸がいっぱいになるだけで表には出さないです。泣くと場の空気が変わってしまう気がするので、無理に笑顔を作ることもあります」と考えを述べた。

さらには、「別に冷たいわけではなくて、感情が表に出にくいタイプなんです。なので泣いている人を見ると、自分にはできないことなのですごいなと思います。私は泣く代わりに言葉や態度で共感を示すことを心掛けていますが、きちんと伝わっているのかは疑問です」とも話していた。

・合わせて読みたい→元テレ東・松丸友紀アナ、お笑い事務所“人力舎”を選んだ悲しい理由 「セント・フォースは…」

(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年6月13日~2025年6月17日

調査対象:全国10代~60代の男女694名