
浦和レッズは2025年夏に行われたFIFAクラブワールドカップでグループステージ敗退。インテル、リーベル・プレート、モンテレイ相手に3戦全敗という結果に終わったが、この戦いぶりにジュビロ磐田、清水エスパルスOBの松原良香氏が反応。FWチアゴ・サンタナ、MFマテウス・サヴィオ、MFサミュエル・グスタフソン、DFダニーロ・ボザ、DFマリウス・ホイブラーテンといった外国籍選手の地力に言及している。
テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで5日に公開された『サカろう』では、日本サッカー協会(JFA)のスポンサーであるホテル業界大手『アパグループ』の元谷一志社長兼最高経営責任者(CEO)や松原氏らが出演。話題がクラブW杯に及ぶと、ウルグアイでプロキャリアをスタートさせた松原氏は、「浦和とその他のチームとの違いは明らかだった」と前置きした上で、日本と南米サッカーの違いについてこう私見を述べている。
「南米の選手がボールに対してブロックを組んで、組織から入る。バックパスされた時、どの距離にブロックを組んで、そこから下りたボールに対して全体でプレッシャーをかけるというのが、クラブW杯からも見えた南米勢の戦い方。Jリーグだと『負けたくない、失点したくない』という部分から入っていることがまだある」
つづけて松原氏は浦和が国際舞台で結果を残せなかった理由を分析。「やり慣れてないという日常の違いがすごく出たのと、財力の差」と切り出すと、DFセルヒオ・ラモス(モンテレイ)をはじめ対戦相手にいた外国籍選手と浦和所属の外国籍選手についてこう述べている。
「僕は外国人選手の違いも見ていた。(浦和の外国籍選手は)一生懸命プレーしている。だけど、(僕が現役時代の頃は)スキラッチやドゥンガなど、(自分が所属していたクラブに)ワールドクラスの選手がいっぱいいた。その違いというのはある。リーベル・プレート、モンテレイには良い外国籍選手がいる。そこから『こんな飛んでくんの!』と感じた浦和と、それが日常的になっている彼らの違いを感じた」