
サンフレッチェ広島は先日、韓国1部FCソウルから韓国代表DFキム・ジュソンの獲得を公式発表。広島でのデビューが待たれる中、8月6日にエディオンピースウイング広島で行われる天皇杯ラウンド16清水エスパルス戦の観戦ルールが話題を呼んでいる。
広島県サッカー協会の発表によると、全エリアで禁止される応援方法に「コンコースなど、観客席以外の場所での拡声器の使用および声出し応援、旗類の使用」「楽器類(太鼓等)を使用した応援」があるとのこと。「声を出しての応援、手拍子・拍手での応援」「タオルマフラーや435㎜×680㎜(=Mフラッグサイズ)までの大きさの旗類を掲げる・回す・振ること」は認められているとはいえ、通常のリーグ戦と比べて大幅に制限されてる。
また、両チームのゴール裏では全ての楽器類・拡声器以外の音響機材は持込・使用ともに禁止。拡声器の使用については「ベンチ右側・ベンチ左側それぞれ【拡声器:2台】まで、時間は【21:30まで】使用可能。(以降は完全禁止)」となっている。
この広島県サッカー協会による規定は、広島の公式Xアカウントでも4日にアナウンスされているが、通常とは大幅に異なる応援方法にサポーター等からは驚きや戸惑いの声が噴出。エディオンピースウイング広島が原爆ドームからわずか1.4キロの位置にあり、試合開催日から80年前の広島原爆投下が関係しているとの見方も広まるなど、当該規定を巡り議論が白熱している。
なお、広島は天皇杯・清水戦の応援ルールについて「本件に関するお問い合わせは、広島県サッカー協会へお願いいたします」と案内している。独特とも言える応援スタイルのルールについて、広島県サッカー協会からサポーターに向けてより細かい説明があっても良いかもしれない。