
名古屋グランパスは8月4日、の東京ヴェルディで10番を背負っているFW木村勇大を完全移籍で獲得したと公式発表。移籍金はおよそ2億円と報じられているが、名古屋の財政面を巡り、両クラブOBの高木義成氏や外国人ジャーナリストから疑問の声が挙がっている。
2009年まで東京V、2010年から15年まで名古屋に在籍していた高木氏は、木村の移籍の可能性が報じられた8月3日にXを更新。「二億の移籍は確定リリース出たの?」などと一部報道に関心を寄せると、「2億で移籍(雑な言い方ですが)とか今ほとんど見ないDREAMやん。ほんとなら。払える方もそうだし貰える方もそうだし。今のヴェルディがそのお金がもしあった時にどう出来るのか興味あります。体育会系で乗り切った去年からどうしますかね」と投稿。名古屋OBの立場としては、以下のように綴っている。
「ま、名古屋のお金の使い方がどうしようもないのはお家芸だろ。ずっーーーーーーとそうじゃんか。それでもずっと名古屋を愛してくれてる人たちの顔がわかるから優勝するためにお金使って欲しいよね。闘莉王とダニルソンと…チヨと高木と。優勝するために金積んだんだよ。それで良いじゃん」
また、Jリーグの移籍市場に詳しいジャーナリストのダニーロ氏は、木村の名古屋移籍決定後に「今季J1リーグで2ゴールしか決めていないフォワードが何をもたらしてくれるのか疑問に思う」と首を傾げると、「この獲得に全く納得していない」と名古屋の補強に対する辛辣な意見を述べている。
木村は2024年に京都サンガから東京Vへ期限付き移籍。J1リーグ36試合の出場で10ゴールと、プロキャリアで初めて2桁得点をマーク。2024シーズン終了後に東京Vへ完全移籍したが、「10」番で臨んだ2025シーズンはJ1リーグ戦20試合の出場で2ゴール。5月以降は控え要員へと序列を下げていた。