モルテン・ヒュルマンド 写真:Getty Images

 ユベントス(イタリア1部)は昨季チアゴ・モッタ前監督体制でスタートしたものの、勝ちきれない試合が続いたこともあり、シーズン途中に解任。イゴール・トゥドール監督がバトンを受け継ぎ、最終的にセリエAで4位フィニッシュを果たして今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

 巻き返しを目指す今季に向けて、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ユベントスは日本代表MF守田英正の相方であるスポルティングCPでプレーするデンマーク代表MFモルテン・ヒュルマンドの獲得に興味を持っているという。

 そのヒュルマンド獲得に向けてユベントスは移籍金4000万ユーロ(約68億3,000万円)+ボーナスという条件での交渉をスタートさせたいと考えている模様。しかし、スポルティングは今夏にスウェーデン代表FWビクトル・ギョケレシュをアーセナルに売却したことから資金面で困っておらず、契約解除金の6000万ユーロ(約102億5,000万円)を求めているようだ。

 ユベントスは昨夏に獲得したものの、チームにフィットしきらなかったブラジル代表MFドウグラス・ルイスを売却して資金を手にしたいと考えていると考えている模様。しかし、現時点でプレミアリーグ復帰に向けた具体的な交渉は行われていないようだ。

 高いパス技術で試合を組み立てることを得意としているボックス・トゥ・ボックス型のヒュルマンドは、レッチェ(イタリア1部)でのプレー経験もあることからセリエAへの復帰に意欲的だという。同選手はユベントスからのオファーを歓迎しており、年俸アップと2030年夏までの長期契約に好印象を持っているようだ。