
プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、今2025年夏の移籍市場で既にFWブライアン・ムベウモ、FWマテウス・クーニャ、DFディエゴ・レオンを迎え入れた。ユナイテッドは、昨2024/25シーズンの得点力不足を解消すべく、次なる補強ターゲットとしてブンデスリーガのRBライプツィヒ所属のFWベンヤミン・シェシュコを最優先のターゲットとしているようだ。
UKメディア『Manchester Evening News』によれば、クラブは今回の補強において、新たな判断基準を導入しているという。ユナイテッドのルベン・アモリム監督は、7月26日のクラブ公式メディアの取材に対し、「ただプレーが上手いだけでは不十分で、選手の人間性も重視している」と述べ、獲得したい選手については、事前に性格面の調査と関係者との対話を慎重に進めたことを明かした。この新方針は、過去にクラブが、選手の態度やロッカールーム内の問題に悩まされた反省を踏まえたものだという。
また、移籍市場に精通したファブリツィオ・ロマーノ氏は、自身のポッドキャスト『Here We Go』の中で、今夏の移籍市場において、ユナイテッドがポルトガル人MFジョアン・パリーニャの獲得を“極秘裏に”検討していた事実を明かした。
アモリム監督と同郷であるパリーニャは、当初ユナイテッドの獲得候補として名前が浮上していたが、クラブはより守備的で運動量のある別タイプのMFへと方向転換したという。最終的にパリーニャは、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンからプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへ、買い取りオプション付きのローン契約で移籍している。
なお、同メディアによると、ユナイテッドは今後さらなる補強を進める可能性があるが、追加の獲得には一部選手の放出が必要と見られている。現時点でFWアレハンドロ・ガルナチョ、FWアントニー、FWジェイドン・サンチョ、DFタイレル・マラシアらがトップチームから外れて調整を行っており、それぞれ退団の可能性があるとも伝えられている。