
EFLチャンピオンシップのバーミンガム・シティに加入して以降、プレシーズンでトップチームの試合に出場していないMF藤本寛也が、復帰に向けて一歩を踏み出したようだ。
過去にJ1の東京ヴェルディ(2018-2022)に所属していた藤本は、7月にポルトガル1部のジル・ビセンテからバーミンガムへ移籍し、昨2024/25シーズン終盤に負った膝の負傷からの回復を進めてきた。
藤本は、8月3日に非公開で行われた同リーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとのU-21チームの試合で45分間プレー、5-1の勝利に貢献した。この試合で藤本は2ゴールに関与し、バーミンガムのユニフォームでの初出場となった。
UKメディア『Birmingham Mail』が伝えたところ、試合後に藤本の状態について問われたバーミンガムのクリス・デイビス監督は、「まだトップチーム復帰には少し時間がかかる。ただ今日は彼にとって良い一日だった。ゴールにも絡んだし、膝の状態も問題なかった。45分間の出場に本人も満足していた」とコメント。
さらに指揮官は「トップチームでプレーするためには、あと数週間のトレーニングが必要だと思う」と語り、今すぐの起用は考えていない姿勢を明かした。
また、デイビス監督はフォレスト戦後、9日のリーグ開幕戦、イプスウィッチ・タウン戦に向けて、先発メンバーの大半をすでに固めていると認めており、藤本が開幕戦に関与する可能性は低いと見られている。