日々の生活の中で、他人との接点は意外と多いものだ。そして困った場面に出くわしたときには、知らない人が助けてくれることもあるようで…。
■約8割「知らない人から親切にされる」
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女694名を対象に調査を実施したところ、「知らない人に親切にされた経験がある」と回答した人は84.3%にのぼった。

ほとんどの人が人生のどこかで、見知らぬ人からなにかしらの親切を受けていることがわかる。
■キャリーバッグを運んでもらい
知らない人に重いキャリーバッグを運んでもらった20代女性は、「以前、駅で重いキャリーバッグを持って、階段を上がろうとしていたんです。すると、後ろから来た男性が『持ちますよ』と声をかけてくれました。最初は遠慮して断ったのですが、その人は自然にキャリーを持ち上げて助けてくれました」と当時を振り返る。
今でも感謝をしているそうで、「名前もわからないまま消えていきましたが、本当に感謝しています。普段は人に頼るのが苦手なんですが、このときは甘えてよかったと思ったんです。人の優しさを感じて、心が温かくなりました」と続けた。
■自分も親切を返したい
受けた親切を自分も誰かに返したいと考えている30代男性は、「私はこれまで、何度も見知らぬ人に助けてもらったことがあるんです。道に迷っていると声をかけてもらえたり、体調が悪そうにしていたら心配してくれたりして…。そうした経験を重ねるうちに、自分も困っている人を見かけたら助けたいと思うようになりました」と語る。
さらには、「自分が受け取った優しさを、そのまま次の誰かに渡していきたいんです。知らない人に声をかけることは、たしかに勇気のいる行動だと思います。でもできる範囲で、手を差し伸べたいと考えているんです」とも話していた。
■メガネを落としたけれど
Xでも、「今日、駅のホームに大切なメガネを落としちゃって、悲しい気持ちになってたのですが、どなたか親切な方が駅員さんのとこまで届けてくれてて感動してます」と見知らぬ人からの親切に感謝する投稿があった。
逆に、「駅の階段でおばあちゃんが転んでしまったので、知らない人と一緒に助けた。華奢だし骨折してないかと心配である」と自分が知らない人を助けた経験をしている人もいた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年6月13日~2025年6月17日調査対象:全国10代~60代の男女694名