
プレミアリーグのアーセナルが今2025年夏の移籍市場で積極的な動きを見せる中、チーム内の序列にも影響が出始めているようだ。クラブのミケル・アルテタ監督が信頼を寄せる選手のひとりであるポーランド代表のDFヤクブ・キビオルも、その去就が注目されている。
UKメディア『Arsenal News』が伝えたところ、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、キビオルには欧州複数クラブから関心が寄せられており、本人もその動きを認識しているという。
2023年1月にセリエAのスペツィアから2,500万ユーロ(約42億7,232万円)で加入したポーランド代表のDFは、アーセナル加入以降、DFガブリエウやDFウィリアム・サリバの負担軽減に貢献してきた。
昨2024/25シーズンは公式戦30試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。特にガブリエウがシーズン終盤に長期離脱を強いられた際には、サリバとともに守備の中核を担い、プレミアリーグ最多のクリーンシート数に大きく貢献した。
アルテタ監督は引き続きキビオルを戦力として評価しており、残留を望んでいる。しかし、ラ・リーガのバレンシアからDFクリスティアン・モスケラが、アーセナルへ加入したことで、センターバックの競争は一層激化。
クラブはすでに今夏、ポルトガルのクラブからのキビオルへのオファーを拒否したと報じられているが、関心を示すクラブは他にも存在するようだ。
現在25歳のキビオルにとって、来たる2026FIFAワールドカップも見据え出場機会の確保は重要な課題となっている。最終的な去就の判断は本人に委ねられているとのことで、今後の状況に注目が集まっている。