ガンバ大阪 写真:Getty Images

 かつてガンバ大阪、奈良クラブ、ギラヴァンツ北九州に在籍していたMF高橋隆大は、現在グアラニでプレー。8月2日開催のブラジル3部リーグ戦でトップチームデビューを飾ったが、厳しい結果に終わっている。

 現在20歳の高橋は、4月のリーグ戦開幕から全試合でベンチ外と、トップチームで厳しい立場に置かれていたが、2日に行われたポンチ・プレッタ戦で途中出場。グアラニ対ポンチ・プレッタという3部リーグにおける史上初のカンピナス・ダービー(ダービーマッチ)で76分からピッチに立ったが、試合終盤に決定機を逃している。

 グアラニの情報に詳しいルーカス記者は「高橋はグアラニにとって嬉しいサプライズだ。チームが同点に追いついた直後に投入され、堂々とした姿勢とメンタリティでトップチームデビューを果たした」と一定の評価を与えた一方で、「彼は試合を決定づける場面でボールを足元に収めたが、左足から放ったシュートはわずかに枠の外に外れ、勝ち越しのチャンスを逃した」と決定機を逃したシーンに落胆している。

 高橋はG大阪ジュニアユースや静岡学園高校を経て、2023年にG大阪のトップチームへ加入も、プロ1年目から奈良クラブへ期限付き移籍。2024シーズンは北九州へ期限付き移籍し、J3リーグで14試合に出場していたが、2025年1月に同クラブ退団が正式決定。G大阪復帰と思われたが、3月にG大阪からグアラニへ完全移籍している。

 グアラニで元大分トリニータ所属のブラジル人FWサムエルとチームメイトになった高橋。サムエルは以前、現地メディアのインタビューにい応じた際、日本人アタッカーがチームに馴染むために努力していることを明かしていた。ダービーマッチで引き分けに終わったとはいえ、チームメイトからサポートを受けながら次戦以降で結果を残したいところだ。