オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 浦和レッズ在籍歴のある元ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、ローマからデンマーク1部FCノアシェランへの移籍が決定的に。度重なる怪我もあり、移籍金は浦和への期限付き移籍時から大幅に下落しているという。

 ソルバッケンは2025年6月末にローマからエンポリへの期限付き移籍期間が満了。2025/26シーズンもローマの構想に含まれていないとみられるなか、ノルウェー1部ローゼンボリBK、ポーランド1部ヴィジェフ・ウッチからの関心が取りざたされていた。

 そんななか、デンマーク『bold』は7月30日に「ノアシェランはソルバッケンの獲得交渉を進めている」とリポート。すると、『tipsbladet』は8月3日に「両者が2029 年夏までの4年契約を締結」とリポート。移籍金は100万ユーロ(約1億7,000万円)だという。

 現在26歳のソルバッケンは2022年11月にノルウェー1部FKボデ/グリムトからローマへ完全移籍した後、複数クラブを渡り歩いている状況。2023年9月にギリシャ1部オリンピアコスへレンタルも、わずか2か月で構想外扱いを受け、2024年1月に浦和へ期限付き移籍している。

 しかし、浦和では怪我により2023シーズン開幕から出遅れると、J1リーグ5試合の出場でノーゴールという結果に終わり、同年6月でチームを離れている。浦和退団後、2024年8月14日にエンポリへ1年レンタルにより加入すると、12月はじめまでリーグ戦ほぼ全試合に出場。ところが12月8日のリーグ戦で負傷すると、その後は3か月にわたり戦線離脱。復帰後はほぼ全試合で途中出場でノーゴールと結果を残せなかった。

 浦和との契約には買い取りオプションが盛り込まれており、設定額は350万ユーロ(約6億円)と報じられていた。ローマからノアシェランへの移籍金がわずか100万ユーロであるとみられるが、この移籍金下落の背景には浦和、エンポリ時代のコンディション不良が影響したものとみられる。