浦和レッズのホーム・埼玉スタジアム 写真:Getty Images

 トルコ1部フェネルバフチェ所属のトルコ代表FWジェンク・トスンは一時、浦和レッズ移籍の可能性が報じられていたことで話題に。ジョゼ・モウリーニョ監督の意向により、Jリーグ移籍は実現しなかったが、2025/26シーズン開幕を前に再び去就不透明な状況になっているようだ。

 トスンの去就を巡っては、3月中旬に浦和移籍合意が報じられたが、トルコメディア『Sports Digitale』は25日に「エディン・ジェコの負傷を受けて、モウリーニョ監督の要請により解除された」と、移籍破談をリポート。バックアッパーとして重宝されるかと思われたが、4月以降も出場機会は増えなかった。

 4月はじめにトルコ1部ギョズテペSK移籍の可能性が取りざたされたトスンだが、同国メディア『Fanatik』は8月2日にトルコ2部アメドスポルからの関心を報道。2025/26シーズンの構想から外れている可能性も考えられるところだが、記事では「フェネルバフチェはセンターフォワードの新戦力を獲得していないので、選手を手放したくない。モウリーニョ監督は全てのポジションに対してこのスタンスをとっている」と綴られている。

 現在34歳のトスンは、身長183cmで右利きのアタッカー。アイントラハト・フランクフルト、ベシクタシュ、エバートン、クリスタル・パレスに在籍していたほか、一時トルコ代表の主力選手として活躍。国際Aマッチ53試合の出場で21ゴール7アシストをマークしたほか、2024年開催の欧州選手権(EURO)でも2試合でピッチに立っていた。

 トルコでは2023年夏からプレーしており、ベシクタシュ在籍時の2023/24シーズンはトルコ1部リーグ34試合の出場で6ゴール7アシストをマーク。しかし、2024年夏にベシクタシュからフェネルバフチェへ移籍して以降は出場機会を得られず。2024/25シーズンはリーグ戦12試合の出場に終わった。