山田新 写真:Getty Images

 E-1選手権の日本代表FW山田新は先日、川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍。8月3日開催のスコットランド1部リーグ開幕戦でデビューとはならなかったが、試合前にセルティック移籍の背景や、日本代表MF旗手怜央からのアドバイスを明かしている。

 英紙『デイリーレコード』で8月はじめに掲載されたインタビュー記事によると、山田は「25歳ともう若くはないからね」と切り出すと、「挑戦したかったんだ。日本に残ったり、他のオファーもあったけど、(セルティック移籍が)自分のキャリアにとって良い決断だったと感じている」と、セルティック以外のクラブへ加入する可能性があったことを明かしたという。

 そんな山田はセルティック移籍を決断するにあたり、同クラブ関係者に相談したが、その中に旗手も含まれていた模様。本人は「セルティックのスタッフから情報を仕入れ、自分でも少し調べてみた。怜央や他の選手にも相談した。移籍する前に怜央とビデオ通話をして、色々なことをじっくり話した。その中で彼は良いアドバイスをくれた」と同郷に感謝している。

 また、同選手はセルティックでの目標について訊かれると、「UEFAチャンピオンズリーグは僕にとって憧れの舞台であり、そこでプレーすることを夢見てきたんだ。チームがチャンピオンズリーグで好成績を収めることができれば、それは素晴らしいことだね」とコメントを残している。

 「川崎はカデミー時代からずっとお世話になってきたクラブで、ずっとこのクラブに貢献したいと思っていた。でも、僕にはキャリアを通して追い求めたいもう一つの夢があった。退団するのは悲しかったけど、そう決断せざるを得なかった」と、古巣に対する特別な思いも語った山田。かつて川崎の主力選手として活躍していた旗手とともに、スコットランドで桁違いの成績を残すことを、多くのサポーターが期待しているはずだ。