藤尾翔太 写真:Getty Images

 町田ゼルビア所属パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太には、2024年夏から海外移籍の可能性が取りざたされている。一部で日本代表DF高井幸大擁するトッテナム・ホットスパー移籍の噂が飛んでいるが、オランダメディアが町田所属アタッカーの去就を占っている。

 藤尾の去就を巡っては、オランダメディア『Huiskamerscout』が2024年9月、同選手の理想的なステップアップ移籍先としてオランダ1部、ベルギー1部を挙げたほか、「ドイツ2部も選択肢のひとつだ」とs的。「彼は守備面で汚い仕事をすることを恐れず、前線でプレスを仕掛ける。ピッチ上での振る舞いでも、多くの対戦相手にとって本当に厄介な存在となる。ハードワークができ、優れたメンタリティーを持ち、いい意味で問題児だ」と、一時PK時の水かけ行為で注目を集めた藤尾のプレースタイルを評している。

 パリ五輪参戦後、さらなる飛躍が期待されたが、2025シーズンはJ1リーグ戦22試合の出場でわずか1ゴール。6月以降はリーグ戦全試合スタメン出場もここまでやや物足りない成績となっている藤尾だが、Xでは8月はじめに「トッテナム移籍の可能性」という怪情報が飛び交っている。

 再び藤尾の去就が話題になるなか、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏は、「この噂が1年前に飛び交っていたら信じていたかもしれないが、今これが本当だったら驚きだ」と反応。海外移籍の可能性について「まだある」とした上で、「ベルギー、オランダ、北欧へ移籍する可能性の方が高い」と伝えている。

 東京ヴェルディ所属DF綱島悠斗にベルギー1部ロイヤル・アントワープ行きの可能性が報じられるなど、依然として日本人Jリーガーの海外挑戦が相次いでいる2025年夏の移籍ウィンドウ。果たして国際舞台での経験が豊富な藤尾に、海外クラブからオファーが届くことはあるのだろうか。