稲村隼翔 写真:Getty Images

 日本代表のFW前田大然、MF旗手怜央、FW山田新、そしてDF稲村隼翔が所属するスコティッシュ・プレミアシップのセルティックは、8月4日セルティック・パークで行われるセント・ミレンとのリーグ開幕戦を控える中、左サイドバックの補強について検討を続けているようだ。

 そんな中、セルティックの指揮官ブレンダン・ロジャーズ監督は、J1のアルビレックス新潟から今2025年夏にクラブへ加入した左利きの稲村の起用方針について言及。7月に約25万ポンド(約5千万円)で加入した同選手について、プレシーズンでのパフォーマンスを受けて評価していると明かした。

 現地2日午後に行われた記者会見でロジャーズ監督は稲村の現状について、「毎日しっかりとチェックしていて、稲村のプレーのいくつかの側面を非常に注意深く確認している」と発言。

 また「彼はよくやっているし、今月末までには、今後に向けて適切な決断を下したい」と語った。

 その上で、「稲村については最初から、加入後にレンタルで武者修行に出すという計画だった。本人にもそう伝えていた。でも実際に合流してからの適応ぶりは良く、これから数週間の様子を見て判断したい」と慎重な姿勢を示した。

 一方で、セルティックからは若手DFミッチェル・ロバートソンが、スコットランド・リーグ1(3部)のインバネス・カレドニアン・シッスルへ今2025/26シーズン終了までの期限付き移籍が発表。

 そんな事情もあり、稲村がクラブに残る事になるのか、それともレンタルに出されるのか、今後の同選手の去就に高い注目が集まっている。