「これは自分との戦いである」とか言って辞任を拒否している石破首相を誉めている人がいる。

カルヴァン主義では、「自己鍛錬と内省の重視:『神の選び』に応えるため、個人は不断の努力と自己規律を求められる」「職業召命(Beruf)観:世俗の職務も神から与えられた使命と捉え、誠実に遂行することが信仰の証とされる」「自己責任と孤独な闘争:他者との比較ではなく、神と自分との関係において自己を律する」とされる。

石破氏の「これは自分との戦い」という言葉は、まさに内面的な倫理闘争を重視する姿勢であり、カルヴァン主義的な「召命意識」や「自己責任の強調」に通じるものと解釈できるとか言いうるのであろう。

しかし、それは石破個人の精神の安定には有益だが、国益には関係ない。そんなことを国政に持ち込まないでほしい。

円滑に石破さんに退場してもらうには、石破さんの処遇策を考えるのも大事では、と思う。ただ、使い道がない人であることも確かだ。衆議院議長なんかさせると何も決まらなくなるし、陛下の首席随員とか海外案件は語学力やマナーの上で無理だ。

ただ、いいポストがある。鳥取県知事がいちばん迷惑が全国の人にかからない。全国の知事でももっとも有能なひとりの平井知事は、衆議院議員の後任になれば活躍できると思う。

石破さんにはぜひ、地方創生のモデルを鳥取県で実践することは、大きな意味がある。私は隙間狙いでちょっと成功する事例が出て、それが限度だろうが、それでも元総理が知事になったとなれば国際的に話題になって観光の牽引力になるだろう。米子に自衛隊の基地もある。私はいずれ来る日朝交渉の結果、万景峰号が日本に来るようになったら、いろいろ問題のある新潟は避けて境港を母港にしてもらったらいいと思う。

石破首相インスタグラムより

山陰新幹線を敦賀から島根まで引けば、みんな満足ある。