
プレミアリーグの日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスが、移籍市場でようやく本格的に動きを見せ始めている。昨2024/25シーズンのラ・リーガで躍進したジローナに所属する右サイドバックが、新たな戦力として加わる可能性が高まっている。
ジローナに所属する23歳の右サイドバック、DFアルナウ・マルティネスについて、パレスが獲得に向けて交渉を進めており、移籍金は約1,000万ユーロ(約17億円)とされている。
フランスメディア『Foot Mercato』によれば、両クラブの移籍取引が合意間近と報じられており、マルティネスはパレスにとって今2025年夏初の主要補強選手の一人になる見通しだ。
マルティネスは昨シーズン、ジローナで公式戦39試合に出場し、チームの守備陣において重要な役割を果たした。ウイングバックとしてのプレーも可能で、パレスのオリバ―・グラスナー監督が好む戦術的要件にも合致する。現在の同ポジションにはDFダニエル・ムニョスがいるが、シーズン開幕を控える中でチームの強化が急がれている。
一方で、パレスは主力選手の流出も見込んでいる。クラブに所属するイングランド代表DFマルク・グエイとMFエベレチ・エゼに関しては、高額な移籍金を得る可能性が高く、放出が既定路線なのかもしれない。
なお、複数のメディアの情報によると、エゼに関しては移籍市場の終了までにアーセナルが正式オファーを出すと伝えられており、選手本人も移籍に前向きとされている。これらの動きを受け、パレスはチーム戦力の低下を避けるために、迅速な選手補強を迫られそうだ。