「今日こそは終わらせるはずだったのに」「やる気はあるのに手が動かない」。そんなふうに仕事が思うように進まず、自己嫌悪に陥った経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。単なる怠けではなく、本気で向き合っているにも関わらず、なぜ仕事は停滞してしまうのしょうか…。
そこでSirabee取材班は、仕事が進まない原因を聞いてみました。
■誘惑の多い環境と衝動性の高さ
「誘惑の多い環境、例えば、すぐスマホがいじれる状態、テレビがつけっぱなし、SNSの通知音が鳴る…など、そのような状態では集中が途中で途切れやすいから、なかなか仕事も終わらない。
また、衝動性が高いと自制心が効かなくて、すぐスマホをいじったり、気が仕事からそれやすくなる。だから、仕事中は仕事の物しか視界に入らないようにしておいた方が集中できる」(30代・女性)
■無理に同時進行をしようとする
「いくつかのタスクを同時にしようとして、全部中途半端になると時間の無駄。だったら、最初からひとつひとつ片づけた方がいいと思う。
やらなきゃいけないことがたくさんあると、アレもコレもと気がそぞろになって、どうしても効率が落ちやすい。無理に一気に終わらせようとしない方が案外さっさと終わったりする」(20代・女性)
■スモールステップに分解していない
「仕事が遅い人、なかなか終わらない人の中には、やることを分解していない人もいるはず。簡単な作業ならやることを分解する必要もないけど、ある程度大がかりなもの、時間のかかるものはスモールステップに分解して、やることを細分化した方が効率的かも。
そのためにもまず手を付ける前に、ざっくりと書きだしてスケジュールを立てるのが◎」(30代・女性)
仕事が進まない原因は、意志の弱さや時間のなさだけでなく、多くの場合、思考パターンや環境、進め方に起因しています。つまり、少しの工夫と仕組みの見直しで、作業効率は大きく改善し得るということです。
やる気がでないことを責めるのではなく、進まない背景を冷静に見つめ直すことで、仕事との向き合い方そのものが変わってくるはずです。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)