
韓国1部・光州FC所属のアルバニア代表FWヤシル・アサニは、横浜F・マリノス移籍が破談に終わったが、2025年夏の光州FC退団が決定的である模様。以前、ヴィッセル神戸からの関心も取りざたされたストライカ-の新天地はイラン国内クラブになる見込みだという。
2024年12月の時点で横浜FM、神戸、韓国1部全北現代からの関心が報じられていたアサニだが、2025年6月には横浜FM移籍の可能性が取りざたされていた。しかし、韓国『スポーツソウル』は7月3日に「アサニは最近、横浜FM移籍に向けての交渉を行った。移籍金でクラブ間合意に達したものの、個人交渉で破談した」とリポート。代理人の要求がJリーグ移籍を妨げたものとみられる。
横浜FM移籍が消滅した後、一時残留の可能性も報じていたが、『footbali』が8月2日に伝えたところによると、イラン1部エステグラルFCの最高経営責任者がアサニの獲得で個人合意に達したことを明言。「光州FCとも交渉中であり、今のところ良い結果が得られている」などと、クラブ間合意の可能性を示唆したほか、アサニ本人は光州FCのトレーニングに参加していないという。
現在29歳のアサニは、身長175cmで左利きのアタッカー。欧州複数クラブを渡り歩き、2023年1月に光州へ移籍すると、入1年目から韓国1部リーグ・プレーオフあわせて33試合の出場で7ゴール3アシストをマークするなど、攻撃陣の中心選手として活躍していた。
2024シーズンはコンディション不良や欧州選手権(EURO2024)のアルバニア代表招集により、シーズン前半戦はほぼ全試合欠場。7月下旬以降はリーグ戦8試合のスタメン出場で3ゴールを挙げたほか、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の横浜FM戦でハットトリックを達成。川崎フロンターレ戦でも決勝ゴールを奪うなど、日本勢相手に本来のパフォーマンスを発揮していた。