三好康児 写真:Getty Images

 VfLボーフム所属の元日本代表MF三好康児は、8月1日開催のドイツ2部リーグ開幕戦でベンチ外。SVダルムシュタット98所属MF秋山裕紀、MF古川陽介との日本人対決が実現しなかった裏で、移籍を望んでいるという。

 三好の去就を巡っては、ドイツ『WAZ』が7月25日にプレシーズントレーニングでの不振ぶりを伝えた上で、「獲得に興味を示しているクラブは存在する」などとイングランド方面からの関心を報道。『VfLマガジン』は「ボーフムでスタメン入りする可能性は低い」「買い手が見つかれば、退団もあり得る」などと、ボーフムで厳しい立場に置かれている現状を伝えていた。

 すると、ドイツ『キッカー』は2日、三好の現状について「ヘッキング監督は以前、三好はまだボーフムでチャンスがある選手だと述べ、日本人アタッカーによるトレーニングへの熱意も称賛していた。しかし、彼は現在大きく遅れをとっている。ボーフムは中盤の選手層が厚い」とリポート。

 その上で、「契約は2028年6月まで残っているが、今のところ高額な控え選手のままだ。当然ながら、彼は控えという立場に強い不満を抱いている。すぐにでも新しい所属先を見つけたいと思っている」と報道。同選手がレギュラーとしてコンスタントにプレーできる環境を求めている可能性は十分考えられる。

 現在28歳の三好は川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノス、ベルギー1部ロイヤル・アントワープ、イングランドのバーミンガム・シティを経て、2024年夏の移籍ウィンドウ最終日にボーフムへ移籍。ブンデスリーガ初挑戦で飛躍が期待されたが、2024/25シーズンは怪我の影響もあり、リーグ戦14試合の出場で1ゴール、スタメン出場6試合にとどまった。現行契約が残り3年であるだけに、ボーフムを離れるとなれば期限付き移籍になる見込みだが、Jリーグ復帰の可能性があるのか、同選手の動向から目が離せない。