綱島悠斗 写真:Getty Images

 東京ヴェルディ所属DF綱島悠斗は、ベルギー1部ロイヤル・アントワープへの移籍が決定的に。2025年夏までFC東京に在籍していた日本代表GK野澤大志ブランドンとともにプレーすることになるという。

 ベルギー『GVA』は2日、アントワープの補強戦略を特集。「センターバックの補強が急務となっている」とした上で、「東京Vでレギュラーに定着している綱島は、すでにアントワープ移籍が決定しており、間もなく加入予定だ。野澤はもうすぐ同郷と共闘できるようになる」と伝えている。

 現在24歳の綱島は、東京V下部組織出身。高校在籍時にトップチーム昇格とはならなかったものの、国士舘大学時代に頭角を現し、2023年に東京Vのトップチームへ加入。プロ1年目からJ2リーグ戦34試合の出場で2ゴールと、チームのJ1昇格に大きく貢献。プロ2年目は初のJ1ながらも、リーグ戦30試合の出場と地力を見せており、2025シーズンもここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場。城幅浩監督からの信頼を勝ち取っている。

 アントワープは過去に5度ベルギー1部リーグを制しているが、MF三好康児(現VfLボーフム)が在籍していた2022/23シーズンに優勝。2024/25シーズンは5位という結果に終わったが、2025/26シーズンの開幕戦では強豪ユニオンSGに1-1と引き分け。この一戦で野澤はベンチ外だった。

 なお東京VはJ1リーグ戦24試合を終えた時点で、J2降格ラインから勝ち点7差の16位に低迷。8月9日には18位に沈む横浜F・マリノスとの直接対決を控えているが、綱島が退団するとなれば、残留争いに大きな影響が出そうだ。