プレミアリーグ
プレミアリーグ 写真:Getty Images

 今2025年夏もプレミアリーグ全体で大規模な補強が進行中だ。ビッククラブを中心に移籍市場での動きが活発化しており、それぞれが新戦力の確保に巨額の資金を投じている。特に優勝争いを狙うクラブの動きは顕著で、例年通りの勢いを見せている。

 そんな中、サッカーに関する世界最大級のデータベースサイト『Transfermarkt』が公開している今2025年夏時点(8月2日)での収支表によると、最も支出超過額が大きいのはアーセナルで、-2億1620万ユーロ(約-369億4,703万円)に達している。

 続いてリバプールが-1億7538万ユーロ(約-299億7,118万円)、その後にマンチェスター・ユナイテッドが-1億5320万ユーロ(約-261億8,078万円)、マンチェスター・シティは-1億4390万ユーロ(約246億円)となっている。トッテナム・ホットスパーも-1億2710万ユーロ(約-217億2,048万円)を記録。

 一方で収支が黒字になっているチームもある。ウェストハム・ユナイテッドが+180万ユーロ(約+3億円)、ノッティンガム・フォレストは+3787万ユーロ(約+64億7,171万円)、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンは+4170万ユーロ(約+71億2,623万円)、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズは+4400万ユーロ(約75億円)と健全な収支を保っている。そして最も大きな黒字を記録したのはボーンマスで+8156万ユーロ(約+139億3,802万円)となった。

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は7月下旬にシンガポールで行われたセリエAのミランとのプレシーズンマッチ前に、「我々は非常に重要な選手たちを獲得できたことで、チーム全体のレベルをさらに引き上げなければならないと感じている。クラブが必要な補強をしてくれていることに満足している」とコメントを残している。