「幸せ」とは何か…。この問いに即答できる人はそう多くないはず。私たちは往々にして、「何かを得たとき」「夢がかなったとき」に幸せを感じるものと思いがちです。ですが実際のところ、それらの特別な幸せは日常の中では稀であり、持続時間も長くはありません。一方で、暮らしの中に潜む「小さな幸せ」に気づける人こそが、真の意味での幸せ上手なのかもしれません。
そこでSirabee取材班は、小さな幸せに気づける人の特徴を聞いてみました。
■未来ではなく今
「まだ起きてもないことを不安に感じてネガティブになったり、未来に対して妄想で作り上げた心配事で頭を悩ませたり…、そういう人って悲観的だから幸せを感じにくいし、幸せに気づけない。
幸せな人って大抵視点が未来じゃなくて今だし、今を全力で生きてて楽しんでる。将来を考えるのは大切だけど、考えすぎてネガティブになるのは幸せセンサーが鈍るよ」(30代・女性)
■人のためにできる範囲で動ける
「人のためにできる範囲で動ける人って、そもそも余裕があるから幸せにも気づきやすい。むしろ、人のために動くのを習慣化すれば自分のキャパも少し広がって、幸せに気づけるのかもしれない。
自分のことで精一杯だと周りのことなんて考えている余裕ないけど、それでも周りを見れる人は、いざというときみんなに助けられている。幸せってやってくるものじゃなくて自分の行動で作るものだよ」(20代・女性)
■自然体で生きている
「無理に自分じゃない誰かを演じているとストレスがたまって、幸せどころじゃない。もちろん、人に対するマナーとか社会的な部分は大切だけど、人格を無理に偽るのは自分を苦しめて、自ら不幸になるようなもの。
自己肯定感低めの人の中には、頑張っていい子を演じている人もいるけど、それじゃもっと自己肯定感が低くなるよ」(30代・女性)
小さな幸せに気づける人というのは、生まれつきの性格ではなく、ある種の習慣です。今にフォーカスすること、奉仕精神、無理をしない生き方…それらはすぐに私たちの暮らしに取り入れられる小さな実践です。大きな幸せを追い求めるのも悪くはありません。
ですが、それだけに目を向けるあまり、日常に埋もれた幸せを見落としてはいないでしょうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)