
サガン鳥栖、名古屋グランパス在籍歴のあるMF森下龍矢には、2025年6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選につづき、日本代表へ招集される可能性が浮上。ポーランド1部レギア・ワルシャワで活躍するなか、森保一監督など日本サッカー協会(JFA)の動きが海外で報じられている。
鳥栖、名古屋時代とは異なり、攻撃的MFとして台頭している森下は、2025/26シーズンのポーランド1部リーグ開幕戦でスタメン出場したほか、UEFAヨーロッパリーグ(EL)予選でもここまで全4試合で先発。8月1日開催の2回戦2ndレグでも76分までプレーしていた。
今季も攻撃陣の中心選手として期待を寄せられるなか、ポーランド人ジャーナリストのセバスティアン・スタフスキ氏はEL2回戦2ndレグの試合後、森保監督とJFA関係者のツーショット写真をアップ。「今日のワルシャワ戦では、日本から来た森保監督と、(JFAヨーロッパオフィスダイレクターの)津村尚樹氏が来場。彼らは森下を視察した」と伝えている。
これによると、指揮官や津村氏は森下のパフォーマンスを評価したとのこと。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)と攻撃的MFによるポジション争いは激化しているとはいえ、ワルシャワで好調を維持すれば、9月のアメリカ遠征で代表入りする可能性も考えられる。
現在28歳の森下は、2023年12月に名古屋からワルシャワへ移籍。攻撃的MFとして才能を開花させ、2024/25シーズンには公式戦51試合の出場で14ゴール14アシストと結果を残している。
その森下の去就を巡っては、現地ジャーナリストのヤクブ・ポルコフスキ氏が2025年5月の時点で「欧州主要リーグのクラブが彼に注目し、獲得を検討するだろう」とステップアップ移籍の可能性に言及。7月時点で欧州他クラブからのオファーは報じられていないものの、同選手の去就にも注目が集まりそうだ。