
ペルー1部シエンシアーノ所属FWディディエ・ラ・トーレは、2025年夏のJリーグ移籍が決定的である模様。すでにチームから離脱しているほか、同選手は1日時点で元清水エスパルス、町田ゼルビア所属の日系人DFノリエガ・エリックのインスタグラムアカウントをフォローしている。
現在23歳のディディエは、身長181センチで右利きのウインガー。2021年に海外挑戦し、オランダのエメン、クロアチアのNKオシエク、ポルトガル1部ジル・ヴィセンテの下部組織を渡り歩き、2023年夏にシエンシアーノへ加入している。
母国復帰1年目の2023年9月からコンスタントにプレーしているディディエ。2025シーズンはリーグ戦16試合の出場で2ゴール2アシスト。コパ・スダメリカーナ4試合でもピッチに立っていた。しかし、ペルーの移籍市場に精通しているジャーナリストのグスタボ・アドリアンゼン氏は1日にこう報じている。
「ディディエはもはやシエンシアーノの選手ではない。彼はチームに別れを告げ、昨夜リマを離れた。移籍交渉の細部を詰めるために移動しているが、新天地は日本だ」
また、現地メディア『eldiez』はアドリアンゼン氏の報道内容を引用した上で、「シエンシアーノはディディエにかわるアタッカーとして、ジャミール・ダリゴを獲得する予定だ」とリポート。すでに後釜確保に動いているとみられてだけに、近日中にもディディエのJリーグ移籍が正式決定する見込みだ。
なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ディディエとシエンシアーノの契約期間は2025年12月まで残っているとのこと。完全移籍の場合、移籍金が発生するとみられるが、現時点でJリーグクラブからのオファーの内容は報じられていない。